996 GT3 R
1999 LeMans


1999年、996モデルに追加された GT3は、360馬力を発生する GT1ゆずりの 3.6リッターエンジンを強化されたボディに搭載するスポーツ・モデルでした。そのレーシング仕様車である 996GT3Rは実質的に 964RSRの後継車となる競技用マシンで、出力は 430馬力にまで高められ、主要な耐久レースで活躍しました。1999年のルマンに出場した2台のセミ・ワークス・マシンは GTクラスで1、2位を記録しています。この車両はクラス優勝した 996GT3Rに続いてGTクラスを2位でフィニッシュした車両で、Dirk Muller、Bob Wollek、Bernd Maylander らのドライブにより、総合でも 19位を記録しています。

この作品はタミヤ 1/24 996キットをベースにScale Craft (スケール・クラフト)製の改造キットを使用して 1999年ルマン出場車に仕上げたものです。ベース・モデルに指定されているタミヤの 996は複雑な足回りが見事に再現されているため、車高の調整が面倒です。 同社からはその後 GT3のキットが発売されており、こちらのキットは既に車高が低く調整されているので、スケール・クラフト製の改造キットを使用して GT3Rを製作する場合のベース車両は、ノーマルの 996カレラより GT3を使うのが良さそうです。 Champion Racingの派手なデカールが楽しめます。